作品と情熱のあいだ
私は4種類の作品を知っています。えるるっくです。
ひとつは、情熱のない作品。
この作品は作品のクオリティに関わらず作品の端々に詰めの甘さが残るものを指します。
私は知っています。
そんな作品を私はたくさん制作してきたことを。
ふたつめは、オナニー。
この作品は自分の感性を惜しみなく出し尽くした作品。
そんな作品がわたしは大好きだということ。
みっつめは軽い気持ちで作った作品。
この作品はふとした思い付きで着手してすんなり完成して、なぜか評価も高い傾向にある作品。妙にニーズにマッチしていたり意図していないところでキャッチーだったり、後々見返すとインパクトがあったり斬新だったりする作品。
降ってくるタイプの作品。
最後の作品は私が一番苦手なタイプの作品。
それは隅々まで情熱を詰め込ませて採算を完全に度外視した作品。
わたしは時折こういった作品に出合うと心の底から嫉妬するときがあります。
情熱のない作品とオナニーは見ればすぐにわかります。
それがモノ作りに関わったことのない人だってです。
私は自分の作品を見直すことをしません。
自分が完璧に納得している作品が一つもないからです。
ただそんな中にも度々見直したくなる作品が少しだけあります。
完成した時は本気で納得していた作品だったからです。
自分の情熱、オナニー、製作中に降ってきたアイディアを事細かに思い出させてくれるそんな作品。
そして私にはまだ一つ知らない作品があります。
そんないつつめの作品は全力を出し切って尚且つ高く評価される作品。
いろいろな人に手に取りたいと思われる作品で、作品の外にまで情熱がこぼれ出ているそんな作品。
私はそんな自分の作品を知りたい。
私のモチベーションはそこにあります。
えるるっくでした。
PS
そういえばDLSiteにある過去作をどんどん最低価格にしていこうと思います。
Comments